植毛設備｜ 株式会社新ニッセン

植毛設備

静電植毛機

新サイド植毛機

パイルを下部の流動槽から供給し間欠的に、天面フィルターに付着したパイルをエアーの流れ方向を逆転させることにより、落下させているので、パイルを上下両方向から供給、両サイドの電極によって静電植毛を行うので全体的に均一な植毛品質が得られます。

1. オーバーヘッドコンベアー
   被植毛物を吊るして搬送できるので、植毛工程が1つのコンベアーになり、接着剤塗布、
   植毛、乾燥が一貫ラインになります。
2. 電極
   被植毛物を挟んで垂直に対向する電極が植毛電極、左右同極性で全周に植毛できます。
   水平の電極がパイル供給電極。
   下部電極の電圧の調節でパイルの供給量を変えることができます。

電界制御植毛機（アップダウン植毛機）

新サイド植毛機と同様、パイルを下部の流動槽から供給し間欠的に、天面フィルターに付着したパイルをエアーの流れ方向を逆転させることにより、落下させているので、パイルを上下から供給、静電植毛を行うので一般的なダウン型植毛機のように被植毛物の下部の植毛密度が低くなりがちな問題が無く全体的に均一な植毛品質が得られます。形状の複雑な部品も高品質が得られます。

1. 振動装置
   被植毛物に強力な振動を与え、パイルの堆積を防止しているので
   凹部の有る物にも植毛できます。
2. 電極
   被植毛物を挟んで中間と上が植毛電極、中間の電極を（+）に、
   上の電極を（+）と（-）に切換えると電気力線も垂直方向と水平方向に
   変わり、回転なしでも全周に植毛できます。
   下の電極はパイル供給電極で天圧の調節でパイルの供給量を変えることが
   できます。

パイル流動槽の特徴

1. パイルの傷みが解消
   補給されるパイルは塊になっていますが、流動槽の中では、エアーと振動で水のような流体となり、ほぐされているので、
   パイルが傷んだりすることはありません。
2. 植毛環境
   流動槽に供給されるエアーは、加湿装置で湿度調整してありパイルを流動させるだけでなく、植毛室全体に拡がるので、
   最適な植毛環境が得られます。
3. パイル供給
   植毛電極間へのパイル供給は常時パイル流動槽から行っています。また、間欠的に、天面フィルターに付着したパイルを、
   エアーの流れ方向を逆転させることにより、落下させているので、パイルを上下両方向から供給することになります。

高電圧発生装置

パイル塗装機（ファイバーコーティング）

ファイバーコーティング機の特徴

優れた安全性

通常パイル吹き付け静電塗装ガンは電極にマイナスの直流高電圧で30～100kVの電圧が印荷されるが、放電電流は30～60μA程度と
非常に微弱である。また、高電圧発生装置の安全面においては、過電流安全装置を設けて人体に対する危険、及びスパークからの
危険を防止しています。

複雑形状な基材への植毛が容易

静電吹き付けガンシステムでは、パイルを静電粉体塗装感覚で植毛できるため、複雑形状な基材への植毛が容易です。

パイルの削減

パイルは静電気的な吸引力により一方の端面から接着層に突き刺さり、空気の作用により基材表面に対して傾き、一定の角度にて
固定される。 したがって、各々のパイルは1本あたり、直立している場合よりも広い面積の基材表面を覆うこととなるので、
基材面積あたりに固定されるパイルの本数は減少し、低密度にすることができる。これにより少量のパイルで植毛ができ、
パイル削減により加工費の低減が可能となります。

クレーター（斑点）の発生を解消

静電気的な力、空気によりパイルを塗布するため、はじめに比較的長いパイルが植毛された場合でも、その周囲に飛来したパイルが
塗布エアーにより比較的長いパイル周辺の接着層に突き刺さることで、クレーター（斑点）の発生がほとんどありません。

パイル替えが容易

ガンタイプなので、塗料ホース、ガンをエアーブローにより簡単に清掃ができ、供給機を入れ替えるだけでパイル替えが可能です。

省力化、自動化が容易

パイル供給装置は供給量を任意にコントロールができ、ガンはレシプロケーター、ロボットに搭載できることで自動化・省力化が
容易となります。

ミニフロッカー　～ドイツ製ポータブルフロック加工器～